空き家があるなら誰かに貸せばと、大半の人は思うことでしょう。それができないのは、単純に借りたいと思う人がいないからです。近年の日本社会は、景気が多少上向ているからなのか、アパートやマンションなどの建設ラッシュが続いています。当然、誰しも古いものより新しいほうをほしがるはずです。空き家が増えるのは、ある意味自然なことといえます。
では、なぜ使いもしない空き家をいつまでも持ち続けるのでしょうか。ひとつに考えられるのは売れないからです。大地震が起きたら今にも崩れそうな家を、いったいだれがお金を払って買いたいと思うのでしょうか。空き家のやっかいなところは、家そのものに魅力がないことです。物のなかった戦時中ならともかく、食品ロスなんて言葉がある現代において空き家の価値は0円にも等しいのです。
では、壊せばいいのではと考えることでしょう。家の解体工事には数百万単位のお金がかかります。ただではないのです。さらに、更地にすると固定資産税が跳ね上がる問題があります。
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